頑丈な介護付有料老人ホーム

反対に売り手は、買い手が権利放棄すると最初にいただいた料金はやはり手数料を引かれただけを丸々いただける。
これがコ−ルの仕組みである。 次に「プットOP(以下プット)」であるが、すべてコ−ルとは反対になる。

売る権利を買う人と売る人がいて、10000円より値段が下がれば買い手は権利を行使して利益を上げる。 売り手はOP料をいただく代わりに買い手が権利を行使すると支払いの義務がある。
ここまでは理解いただけただろうか?opにはそれぞれ「売り手」と「買い手」が存在する。 一般的にOPの買い手は「損失は限定的で利益は無限大」と言われている。
反対に売り手は「利益は限定的で損失は無限大」と言われている。 「損失は限定的で利益は無限大…」、こんな素敵な話があるのだろうか?これが本当であればOPの買い手は皆ミリオネアだ。
反対に「利益は限定的で損失は無限大…」、こんなパカな取引に参加する人がいるのだろうか?これが本当であればOPの売り手は皆路上生活行きである。 かの有名な投資家「ジム・ロジャース」は言った。
「OPを買うのは貧乏への近道だ」と。 ジム・ロジャースとは前出のジョージ・ソロスと組んだ「クオンタム・ファンド」の創始者の一人で、メルセデスにワンオフで変な四駆を作らせたり、または世界中をバイクで旅する変わり者だが偉大な投資家である。
その偉い人が「OPの買いは貧乏になる」と言っている。 なぜか?前に書いたが、opとは理論的には売るよりも買うほうが儲かるように思える。

しかし、ここでOPの仕組みを読み返してみよう。 何かに似てないだろうか? もう一度読み返して5分間自分で考えてから先に進もう。
5分経った。 答えがわかったかな?opは日経平均だけではなくオレ達の一般生活の中の実に身近なところにあったのだ。
その代表的なものとして「宝クジ」「生命保険」「損害保険」「競馬、競艇、競輪」等の公営ギャンブルがOP取引として挙げられる。 「宝クジがOP?」と思うかも知れないが、前に書いた仕組みと照らし合わせてみるとよくわかるはずだ。
opの買い手は一般人でOP料、ジャンボ宝クジであれば1枚300円を払い、手にした番号が見事当選した暁には3億円を手に入れる権利を買う。 反対に国等の発行自治体は、当りクジを持って来た人に3億円を払う権利を売った。
そして当選者が「3億当ったから払ってくれ」と権利行使に来たら払う義務がある。 これを、先ほどのOP理論「買い手の損は限定で利益は無限大」に当てはめると、確かに損はクジの値段だけで済むが、一度に数枚も100枚も買っていれば結構な金額になる。
またジャンボのみならず、その他の宝クジやロト、ナンバーズ等を買い続けていればかなりのお金を注ぎ込むことにもなりかねない。 そして「利益は無限大」と言、つが、確かに年末にドリームジャンボが当り、春にグリ−ンジャンボが当選し、夏にはサマージャンボを仕留め…。
なるほど、無限大には違いないが全く現実的でもない。 第一そんな人間が存在するのかも怪しい。
反対に売り手は「利益は限定、損は無限大」とあるが…。 確かに利益と言えばクジが売れた分だけだが、毎回途方もない金額を売り上げている。
損は無限大と言っても3億円の当りクジを持った人間が数人や加入来たところで、その他のクジが外れて権利放棄した人の金で払えば済むだけだ。 当りクジを持った人間が権利行使しても補って余りある利益が残ることになる。

おまけに行使できる権利を持ちながら忘れてしまう人が年間何人もいるというから、売り手としては「こんなおいしい商売はない」ってことである。 次に、生命保険や損害保険に関してもOP取引の仕組みと照らし合わせると同じだとわかる。
買い手は保険契約者として保険料という名のOP料を払い、事故や病気、火事、あるいは死んだら行使できる権利を買う。 保険会社は権利を売って保険料という名のOP料をいただく。
これも先ほどの「買い手の損は…」と比べてみると、損は払った保険料だけで済むが、万が一に備えて高額の保険にいくつも加入していれば年間の保険料だけでもかなりの金額になってしまう。 下手をすれば保険料を払うために働いているような人もいたりする。
利益にしても今日、不幸にも癌が発見されて保険料が入ったとしよう。 幸いにも早期治療でしばらくして退院できた。
「家に帰ったら、あれも食いたいこれも食いたい。 あんなことやこんなことをして…今フ」なんて考えながら車の運転をしていたところ事故に遭い、保険金はいただけたもののまた入院するはめになる。
それなりのまとまった金額の保険金は入ったが、これでは体がいくつあっても足りない。 おまけに死亡保険なんて自分が死ぬまで権利行使できないのである。
いくら「買い手の利益は無限大」とは言っても限度がある。 死んでから権利行使したって受取人が喜ぶだけで本人はうれしくも何ともないのである。
反対に権利を売った保険会社にしてみれば、契約者が権利行使をして保険金を払ったとしても、他にたくさんいる元気な人が払ってくれたOP料で賄えば済む。 保険料も自分達が損をしないように設定してあるし、保険の契約書にはミジンコ並みに小さい字で、おまけに難解な言葉で「こんな場合には保険金は払いません」と書いてある。
最近は、opの買い手が正当な権利を行使しに来ると、難癖をつけて保険金を払わずに追い返し、それがばれて金融庁から業務停止命令という名のものをすえられたふざけた会社もあることは新聞やニュースで皆さんご存知だと思う。 生損保もOP取引の一つであるとご理解いただけただろうか。

ここまでわかれば、次の「公営ギャンブルもOPである」と理解するのは簡単だ。 競馬を例にとると、買い手はOP料を払って馬券を購入し、見事その馬券が的中した暁には払戻金を受け取る権利を買う。
馬券が当れば権利行使してJRAから金をいただく。 不幸にも(不幸な人のほうが多いが)予想が外れると権利を放棄すれば済むだけだ。
買い手の損は買った馬券代だけで済むから限定的と言えばそうなるが、レースのある日曜に朝から最終レ−スまでウインズの椅子にケツから根が生えた如く据わり続け、何万円も賭ける人もいる。 帰りの交通費どころか生活費までスツタ挙旬、消費者金融の無人契約機で金を借りて馬券に注ぎ込んでいてはとても「損は限定的」等とは言えない。
また「利益は無限大」とは言っても、1日ロレ1スのすべてが当ったら・・・。 確かに無限大ではあるが現実的ではない。
権利行使すれば無限大の可能性はあるには違いないが、行使できる機会は恐ろしく少ないのがOPの買い手なのである。 では、OPの売り手のJRAの立場からしてみると、やはり保険やクジ同様に、権利行使にやって来た人に払う金は他の権利を放棄した人の金で賄えば済む。
権利行使できる人より行使できない人のほうが遥かに多いのである。 万馬券を持って換金にやって来た人が少々いようと「へ」でもないのである。
以上のことを考えると、ジム・ロジャースが言った「OPの買いは貧乏への近道だ」との言葉は本当だ。 opの買い手と売り手を比べてみたらどちらが儲かっているかは中卒でも理解できる。

多くの人は何万分の−の権利行使のチャンスに賭け、金を注ぎ込む仕組みに乗せられてしまっている。


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